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2024/11/27

省エネとか、節電とか、在宅勤務とか

企業節電目標を25%とか15%とか居宇はなしが出てきている。
今年の夏の話だ。
(これが、全エネルギー25%カットとかになれば二酸化炭素排出量も激減して目標をこっちでも達成できるかもしれないんだけど)

電気料金はランニングコストという面で見ていて、資産的なもの、減価償却するものとかで、電気を食うものとは分かれて考えているんじゃないかと思う。
今までは。

だから、古くて電気を食うPCを新しくて電気を食わないPCにリプレースするときには相当な躊躇があると思う。
ランニングコストを考えると数年でペイできるとしてもだ。

ちょっとは考える機会になったかもしれないけど、まだ変わらないかな。家庭でも企業でも。


で、話はまったく違って、節電の話。
工場とかは無理だったり、外の仕事は無理だったりするし、窓口業務とかは無理なのは明白なんですけど、PCに向かったデスクワークで、個人の思考が長いもので、かつ、紙ベースの資料や書類を扱わない、相談があまり必要無いような場合には在宅勤務というのがにわかに注目を集めているようだ。
結構条件があるので限定的なんですけどね。それでもIT系のニュースサイトなんかでは結構取り上げられてます。
というのもちょっと前からクラウドクラウド(遠隔のサーバクライアントシステムのちょっとしたパターンでしか無いと思うけど)言われてまして、ここぞとアピールする機会だからどこでもがんばってるんでしょう。
ずっとまえにはSOHOとかいうはやり言葉もあったぐらいで、結構潜在的な要望はあるんだと感じる。あとなんだろうな。シンクライアントとか。

以前の状態だと情報漏洩が心配で心配でって感じだったのが、努力が進んでシステム構築されてきたおかげで漏洩の心配を極力抑えて作業できるようになってきたとかこないとか。
くわしい内容は各所に譲るとして……。
これは首都圏なんかでは結構なメリットがある気がしていて。地方でもメリットがある気がしています。
つまり通勤のエネルギーを消費しないのですね。
自宅のそばでないと働けない時代が過ぎ去り、交通網が発達したおかげで働くエリアと住宅エリアが区別されるようになってしまった結果だと思いますが、むやみな通勤時間、距離を毎日移動しなければなりません。
個人としてはまったく無駄なエネルギーだと感じます。それでもメリットのほうが上回ったんでしょうね。

で、在宅勤務になるとここのエネルギーを消費しない、個人も社会としてもですね。
個人はさらに時間も消費しないということです。

日本の環境としては職場の人間関係が若干、薄くなるのが気になるでしょうか。
日を決めるなどの工夫があってもいいかもしれません。

で、さらなる問題点としては電話などですね。メールは届きますが、電話は届かなくなってしまうので。
携帯電話全盛期もずいぶん経ちますが、未だに固定電話は使われています。
ここは、携帯、PHS各社の戦略を考慮して対応して欲しいところです。

事務所にはまったく人がいなくなると言うことは無いと思うので、電話はとれると思います。
で、会社でもたせている携帯電話にかけて、そちらから折り返してもらう。これがよくあるパターンではないでしょうか。
規模の大きな会社でないと難しいでしょうが、各社からもっといいものが出ていたりします。
携帯電話(PHS)に、それ自体の電話番号とは別に、内線番号ももたせるというもの。
これによって電話に関する負担は結構減らせます(顔は見えないので取り込み中かどうかの判断はできないわけですが、普段とそう変わらない対応ができる)。
PHSなんかは元々コードレス電話なんでお手の物だし(つっても最近はその機能性を無視しだしてますが)、携帯電話もぎょりっと対応しています。こっちは2~3年前からにわかに騒がれたかな。

で、ここで、節電に戻ります。
まず、社内の話ですが、在宅にすることで、社内のPC等の個人向け設備の電力を減らせます。
照明、空調などの環境設備は社内に人がいる限り0にはできません。こちらは必要になります。人がいるところだけに集約する等ができるかどうかでしょうか。できれば、多少減らせますので。

そんで、社員の自宅ということになると、こちらはむしろ電力使用量が増えます。
PCもそうですが、一人暮らしならその他の環境設備にも電力がまるごろ余計にかかります。
一人暮らしでなくても、若干ふえるかもしれませんし、減ることはないでしょう。

そう考えると、実は会社の節電対策というアピールはできますが、全体としては減ることとはないのではないでしょうか? むしろ、集合していたほうが企業の営業としての電力使用量は抑え込める可能性が高いとどうしても感じてしまいます。

ついでに言えば、電源そのものの環境です。
会社が、専用のビル設備であった場合は、もしかしたら非常用の電源設備があるかもしれません。そうでなくても、家庭と比べて電源環境が劣るということはそんなにないと考えられます。
電力需給がなんとかなる程度に電力使用量を押さえ込めれば無いことになりますが、そうでなければ計画的な停電対策をすることになりましょう。
その場合には個人宅では対応が圧倒的に難しくなります。
自前の電力設備を持っている社屋であれば対応は可能です。

じゃあどうすればいいんだよっていうと難しいんですけどね。

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2011/04/28 Note Trackback() Comment(0)

そういやみずほ

「もうみずぽ」という言葉が懐かしく感じるほどですが、もうアレから随分経ったんですねっていう感じです。ニュースなんかをみるとまだ旧来のシステム(おおよそ20年もの)を継続していたということで、合併に伴った変更にも耐え切れていなかったのでしょうと感じます。

3大銀行の他の雄であるところの三菱東京UFJと三井住友ですが、三井住友は石橋を叩いても渡らないぐらいの姿勢で堅実に堅実に経営しており地味だが正しい銀行という印象。三菱東京UFJはこれはこれで、合併してからしばらくはシステム相互の統合すらしなかったぐらいの堅実ぶり(三菱側がやはり堅実ですね)。それに比べるとみずほは立ち居地を若干見誤ってる気がします。

で、何がいいたいかというと、特にインフラ系統だとか金融系統ではそうだと思うのですが一般に、土台をしっかりと作って、健全で堅実な構築をしたものは強みがあります。もっとも規模に見合わないほどの大規模な環境を構築することはないのですが、柔軟かつ堅実なつくりがあると思うのです。

ここでも引き合いに出して申し訳ないほどですが、NTTグループの設備の充実振りは知っている人は知っているのでしょう。たまに聞くのですが、どうせ穴を掘って埋めるんだからと大量に敷設する光ファイバーの束。局内の設備の徹底振りは、今回のような大規模震災でも確実に生きていたと思います。むしろNTTでも繋がらない場所があったのもこれだけやってもだめなのかと思うほど。リカバリーの速度も頑張ったと思います。ですが全く非難することが無いかというとそうでもないので課題をまた解消してくれることでしょう。

規模に見合ったという意味ではKDDIグループなんかの設備はそうだと感じます。やはり堅実なつくりですが、背伸びをしすぎずシンプルで、必要十分という作り。展開も堅実です。それだけに目立たないので今後心配かなと。

ソフトバンクグループは新興なので仕方ない部分ですが、買収買収できたのでちぐはぐな部分もあります。その上で経営健全化を目指して旧設備の更新を伸ばしてみたり、中央設備より末端設備の急峻な展開(若干無計画)も行って、しかも経営戦略はユーザーアピールがすばらしいのでうまくいっています。ホントうまいよなあ。感心します。ですがバランスがいびつになっているのでこのあたりを機にしてシステム健全化をしてほしいです。

新鋭のイーモバイルは置いておきますが、ウィルコムはちょっと設備投資過剰気味ですが基盤の作り方はしっかりしていたと感じます。やっぱDDIグループだっただけはありますね。ソフトバンク系統になっちゃったけど、全体は今のところミニドコモというか技術よりなんでしょうね。ソフトバンクと影響しあってよりよくなっていったらいいんじゃないかと思います。金があったらアンテナの整理とか、中央の整備とかもっとやりたかったんだろうなと思いますがソフトバンクグループ的には今までNG項目だったし、アンテナの基地局はソフトバンクの小型基地局も乗るしで心配です。一千億ぐらいポケットマネーがあればウィルコムを頂いてみたかったですね。基盤構築ばっかり目が言って経営はできないと思いますが。

で、何がいいたいかというと比較するとなんだか、三井住友、三菱東京UFJ、みずほ、りそなという銀行軍団の立ち位置と似てるなあと。

システムのブラッシュアップ、安定化、健全化、拡大、充実、保守、まあなんかよくわからないけど必要ですよ。先制的なセキュリティじゃありませんが。

やっぱり基盤・土台がしっかりしていないと不安になるというか違和感を感じるのは脳みそが技術思考なんでしょうかね(フレームワークが歪んでるとか不安ですよー)。

とにかく、社会インフラを担っている方々には健全さを本当に求めたいと思います。それ以外の方々も決して忘れないでほしいんですけどね。プロトタイプをそのまま運用するんじゃなくて、プロトタイプから設計を見直す部分を見直して再度構築するぐらいの慎重さを十分にもってください。お願いします。

2011/04/23 Note Trackback() Comment(0)

非常時の電話としてのSkype

今回の震災では多分に漏れず電話回線逼迫で一般の通話がつながりにくい状態が続きました。輻輳ってやつですね。これを機に多少は交換設備が増強されるかもしれませんが、基本的には災害時にはいつでもこうだと思っていた方がよろしいです。

安否の個人間のやりとりは心身の安寧には必要ですが、緊急通話(119とか110とか)を優先する仕組みになっているわけですね。命かかってますので。ところが、災害時にはむしろそっちの回線もパンクするわけでこれは課題になりそうです。

もっと回線に余裕があれば相互に救助しあえたという言も当然あろうというものです。確かにそうだろうとも思いますが、二次災害の危険性も上がることも否めません。私のような素人には判断はつきにくいですが、交換設備に余力がありまくるのは悪い方には働かないと思います。

どうせならダークファイバー並にだぶつかせるぐらい確保してみてほしいものです。

さて、一方、結構つながった固定電話は置いておくとして、余裕のつながりを見せたPHS。収束気味ではありますが見直されるでしょうか? 数年前は携帯電話とPHSの二台持ちだったのが昨今ではフィーチャーフォンとスマートフォンの二台持ち、あるいはスマートフォンのみ等と情勢は変化しています。

ですが、エリア的な観点でみるとPHSは確かに災害時に意味がありそうです。停電したらあれですが(広範囲エリアのどでかい携帯電話基地局はたしか停電時にも多少使えるようにバックアップ電源があるはず)。

交換容量的にもめっきりユーザーが減っていて、元々多かったデータ通信ユーザーがげっそり減った分を音声ユーザーが多少増えているかどうかわかりませんが、余力はありますでしょう。

私個人もそろそろ解放しようかと思っていたPHS回線の契約解除を見送ろうと思っています。

さて、PHSがそんなですが、一方でSkypeが使えたという報がありました。ネット回線が生きていて、回線に余力があれば色々できたというわけですね。スマートフォンでも使えるようになっていたのでそちらで連絡を付けた方もいらっしゃるのでは? これも携帯網のパケット通信だと回線逼迫の影響を受けるので心配ですが。

と、ここまで書いて思ったんですがSkype auは回線交換方式なのでした。こちらはどうだったんでしょうね? 恐らく使えなかったのではないかと思います。別途ダウンロードしてあげればパケット網も使えたと思うのでこちらは行けたとかあるんじゃないでしょうか?

ところが、東北ではネット回線もぶった切れ多ところが結構あり。

今でも意識の高い人(災害意識というよりはもっと一般的なことだけど)はネットも回線を二重化というか、バックアップ回線を用意しているはずです。

つまり、メインは光でサクサクだけどいざというときはISDNですね。どちらも収容局舎に行くわけですが現時点では意味のある二重化と思います。

ただ、今回のようにプロバイダにダメージがあると困りますね。あれですか、プロバイダも二社契約ですか。

それよりも携帯電話網かモバイル通信網で接続だと思います。

心配性な人は衛星携帯電話を是非。

2011/04/16 Note Trackback() Comment(0)

携帯電話の緊急地震速報

携帯電話網を介するため直接よりもやや遅れるとは言え、やはり心構えが多少出来るだけでもずいぶんと違うものです。

携帯電話の機能の話になりますが、音で知らせるのでとりあえずの用は済むのですが、同時に画面に内容を表示するような仕組みになるとよりよく感じます。今のままだと、折りたたみなら開くとか、それ以外でもそれに類する行動をしたあと、ロックしているならロックを解除し、さらに通知を見て決定ボタンを押すような行動が必要になります。開いたら内容も開いていたというのが理想。

2011/4/17 追記:よくよく確認したらドコモはすでにその仕組みはありました。ロック中以外。流石に考えてないわけないか。

あとは、津波情報等の重要度の高い情報も同様の仕組みで出してもらえると非常によろしいのではないかと感じた人もいると思います。

2011/4/17 追記:これもドコモにはあるんでした。ただし、各地方自治体とドコモが契約しないとできないとのこと。気象庁一本でOKな緊急地震速報とは違うというわけです。

ソフトバンクはどうなるんでしょう? これからもこういうものの対応はしないつもりなんでしょうか? いや、一部機種では対応しているけど対応を広げないんでしょうか?

2011/4/18 追記:今後の端末はほぼ対応すると表明されました。しかし、ドコモ端末で下地はあるとはいえ、上半期の端末もできる限り搭載とか、下半期は全機種搭載とか言うのは開発に対してはどうなの? って言いたい。ユーザー面からしたら機動力があるように見えるけどね。いや、実際は4年も遅いので全然機動力ないんだけど。いや、機動力無いんじゃなくて金をケチってたんだけど。

それにしても、ドコモやauはスマートフォンという区分ではいますがもはや他の一般に使っていた端末との違いは機能的にはOSと形状だけって感じ。つまり日本独自仕様であるところの、緊急地震速報だとか、ワンセグだとか、Felicaだとかを詰め込んだあげくにキャリア依存の機能までついちゃいましたってところ。まあ戦略なんだろうけど。

2011/04/16 携帯型電話機 Trackback() Comment(0)

超個人的に欲しい携帯電話

ちょっと妄想してみる

  • ワンセグ非搭載……いらん上に受信料かかる。今はこれ最優先であきらめてるのいっぱい。
  • 折りたたみ。シェル型でがっちりガード。
  • タッチパネルでない。ちょっと違和感あるです。
  • シートキーでない。押しやすさ優先で。
  • 操作はさくさく。機能満載より軽さ優先。
  • 幅は48mmぐらいがよろしいかと
  • ロングライフな待ち受け時間。700時間ぐらい欲しい。500時間代じゃ短い
  • GPS搭載。これは使います。パケット通信せずにみれる地図をふやしてくれー。
  • Felica搭載してたほうがいいなあ。
  • 防水防塵だとやっぱり安心。対衝撃はちょっとむずいかな。
  • 防水でもmicroSDは欲しいです。メールは保存しておきたく。
  • Bluetoothが防水だと欲しくなります。
  • ATOKは搭載してくれー。いや、少なくとも馬鹿じゃなければいいんだけど。
  • メールにbcc設定できればいいんじゃね? だめだろうけど。
  • ADPCMつかってくれ。むりだろうけど。
  • 無線LANつけるぐらいならSIPにつながればいいのに。どっちもいらん。

ワンセグが搭載されていて、他をほぼ満たすものはありますが(シートキーと幅は難しいか……)ワンセグ搭載が曲者です。いりません。いりません。いりません。

スマートフォンというか、タッチパネル主体の操作は今はまだ無理です。既に体が2タッチ入力に染まりすぎているため、いくら「結構いけるよ?」とか言われてもむりです。要するにまだまだいけてないと認めているようなものです。

ニッチすぎて無理だろうなあと思いますが、ドコモさんいかがでしょう? auさんいかがでしょう?

あと、まったく関係ありませんが、地震のときでもウィルコムのつながりやすさは異常。通話ユーザー少ないのが一番効いているんでしょうけど基地局のきめ細やかさも当然効いてますね。あと、案外充実してそうな中央側。もうちょい資金力あればなー。

あと、ソフトバンクさんはむやみな基地局数稼ぎはやめてメールサーバと大規模基地局の増強をお願いしたいです。それと緊急地震速報対応。本当にドコモのスマートフォンとソフトバンク全般は静か過ぎました。あと、メールをエラーで戻すってどういうことよ? アドレス変更されてたと思っちゃうじゃないの。怖いよ。2時間遅れもやめてくれと思ったけど。

ぱっとしないauってイメージにまたなってますが、エリアとか設備は結構ほめて遣わしたいですな。費用対効果がいい感じなんでしょう(ソフトバンクみたいなケチり方より褒められます)。なんとなく技術者っぽいイメージに偏ってそうでちょっと一般にはマイナスでないかなあ。

2011/04/12 携帯型電話機 Trackback() Comment(0)

節電に関して

震災後に計画停電を関東地方で実施したり、東北地方でも電力不足が起きると叫ばれる中で、どうにも混乱した状態が多少なりとも情報が浸透して頭の中で整理されてきて落ち着き始めたかなと感じています。


関東地方の計画停電はいったん収束し、夏場に向けて早急に対策を打ち出すという考えだと思いますがこの状況で停止中の原発を稼動させるわけにもいかず、ピーク電力を抑えてなだらかにしてもらおうという動きになっているようです。


政府案かなにか微妙ですが、上がっている案は『反発されてていったん引っ込めたけどドサクサもあいまってもう一回引っ張り出してみました』というような案で目新しさはありません。つまり、『サマータイム』『夏季休暇の分散』『フレックスタイム』だそうです。


これらはどれも省エネにつながらないということは今までも言われてきたとおりです(どちらかというと経済効果を狙ったものだったりするものです)。省エネっぽいということで対外アピールのために使われていた文句だったわけですがどちらかといえば経済を破壊する怖さも秘めています(経済活動=人ですから人の生活リズムを勝手に決めてあげるのはよくないのです)。今の日本を続けていくためには経済活動をとめてはいけないわけで、レベルを保ったまま省エネする必要があります。といっても少なくとも今夏には間に合わないでしょうけども……。


さて、余談が過ぎましたが、これらの政策は省エネ効果はさておき、エネルギーピークの平準化の効果はあるのでしょうか?


今問題にされている夏場の電力需要のピークは昼下がりです。


サマータイムを導入して明るいうちに~~~は意味がありません。いくらなんでも昼前に仕事を終わっては経済が成り立ちません。ピーク時には仕事をしています。


フレックスタイムは逆に遅めに出社したい人のための役目が9割な気がしますが、それでも昼ぐらいには仕事をしていないと経済が成り立ちません。誰ともかかわらない仕事は無いということです。ピーク時には仕事をしています。


休暇を分散という案ですが、夏場の高い電力需要は6月~9月ぐらいまで続きます。3ヶ月ということにしても12週間です。1週間休業したとして、いい具合に休暇を平準化していったとしても大規模な節電になるんでしょうか? そして若干経済的にも混乱しそうです。。。が、案の中では実は現実的だと思います。


夏の電力需要ピークは昼なので、いっそ夜に活動せよ! というぐらいの通達でないと意味が無いと感じるほどです。


さて、いずれにしても経済活動は昼に多くなるので、、、、じゃなくて逆なんですね。発想が。昼にやってること=経済活動を抑えれば電力需要は減るだろうと。いやいや果たしてそうなのか。家に戻って電気を使わないのか。そんなわけはないんではないか。


対案がまったくない記事ですが、それだけ私も困惑しています。


しかし、大中かかわらず、企業と個人の省エネ努力がこれほど見られたのは感激しています。個人は方々で省エネムードが高まり(全然しったこっちゃない人もいるけれど)、スーパーやコンビニでも電灯を半減させるなどで少しでも抑制しています。ちょっとだけ供給力も増えて、時間もたってきて初めのころの『カツカツに切り詰める』という無茶な行動はなくなり『余剰、過剰だったところを抑える』という、より良い方向に向かっていると勝手に感じています。この気持ちのうちに個人は家電を省エネタイプにすると経済効果もUPして電力需要も抑制できるという。企業もエアコンと照明ぐらいは多少抑えられてしまうという。


ちなみに私はといえば、電灯は2灯あるタイプでも常に1灯しかつけない人です。PCと電灯と冷蔵庫が主な電力使用です。


電灯は常々そういう感じですからあとやることといえばより省電力なものにするか、暗闇にしてしまう(≒自然に寝る)の二択。


PCは一応省電力タイプです。普段から使用していないときは電源断。もっと省電力にするかどうかかな。


冷蔵庫は強すぎると霜はつきまくるし、うなりまくるので適当に調整してるつもりです。


簡単にできるところで待機電力減らしかなーと思っています。今は常時電源を入れている必要の無いものを引っこ抜いていますが、ちょっと面倒なのでスイッチ式にしてあげてぱちっとしてあげようかなと画策中。


2011/04/09 Note Trackback() Comment(0)

災害対策の課題

はじめに


さて、未だに心ここにあらず状態ですが、今回の大規模な震災では非常に広範囲にわたって被害がでたこともあり、色々と課題も見えてきたのではないかと思います。現状ですでにそういうことを考えるのはむしろ失礼かと思いましたがここでは勘弁していただきたく思います。


なにせ、太平洋側でどかんと起きて、本州の北端から南端までの太平洋沿岸部と日本海側まで被害がでたのですからダメージがでないことはないでしょう。本当はもっと考えるべきこともあると思いますがいかんせん偏った内容になることをお詫びいたします。


物資輸送経路


この、経路に関して言えばかなり優秀と感じました。流石に縦横無尽に道路を作っているだけあって迂回路はそこそこ豊富にあります。沿岸部と内陸部の幹線になる道路、鉄道網が太平洋側と日本海側にそれぞれあるほどのイメージです。流石に両海側を隔てる山間部を通すラインは少々不足気味な気がします。


空の便も今回は活躍しています。陸が変形しても空には関係ないというわけです。中枢都市である宮城県仙台市に隣接する仙台空港が大変な被害を受けましたが近隣の県でも幸いに空港をもっており、多少ならずとも空の便が動いていることは間違いありません。この、空の便は物資だけでなく、人の輸送でも重要です。


また、太平洋側の港は壊滅状態になりましたが日本海側の港は使えました。大量輸送の主役とも言える海の便は初動こそ遅いもののはずして考えることはできません。


というわけで、輸送路は十分に冗長化されていると感じましたが問題は輸送経路の確立と確保だったのではないでしょうか。何しろ地震から三日ほどは混乱を極めました。はっきり言えば被害の状況の全容がまったく見えず、それの把握に時間を使った格好です。ですから物資の輸送自体にもかなりマイナスだったのではないでしょうか。


しかもこれほどの広範囲な被災ともなると近隣からの物資では足りないことは明らかで、遠方からも支援を求めることになります。それらの調整はうまくいっていたのでしょうか?


自治体(国含む)


自治体といいますが、国、都道府県、市町村、地域と細分化した考え方をしますと、考えやすいと思います。


まずは地域がなにより一人ひとりに近いわけですからそこを考える必要があるでしょう。でもまあ今回は地域内のことに関してはなし。


市町村はもちろん避難場所ですが、地域ごとの情報の吸い上げも担当するべきでしょう。その上で地域の孤立を防ぎます。通信手段がないと難しいわけですが、この場合、最悪人力でしょう。場合によっては地域ごとの一時避難所から移動も考えるとか。


都道府県や国も以下略。


さらに重要なのが横だと思うのです。地域なら隣の地域のことも把握しておく。市町村なら近隣の市町村と情報を共有し、連絡手段を確立しておく。なんとなくこのあたりどうしても縦割りになりがちで、しかも安心しがちなので考える余地はあるのではないでしょうか?


個人


阪神淡路大震災以降も、本当に数多くの地震が起きています。最近だと新潟県や岩手・宮城県で大きめの地震があったことは記憶に新しいところです。また海外でも地震が起きています。そのとき非甚大被災地ではどう思っていたのでしょうか?


東北の人には流石に聞けませんが、聞かずとも南関東周辺の行動を見ればわかりますでしょう。つまり、対岸の火事と思い、さほど真剣に受け止めず、備えをしていなかった。ということです。地震が起きていないときより、遠方でも地震が起きたときのほうが災害対策用品は売れるものですが、体感するとより売れるということですね。


東海地方でも大震災が予想されていますが、そのときには今回の教訓を忘れず、備えてほしいものです。


自分と家族を含めて一週間分、あるいは余裕を持って二週間分程度をローテーションすることですかね。ぱっと持ち出せるということは確かに重要ですが、備蓄があるということだけで違ってきます。ぱっと持ち出すといっても災害時には初動が遅れることになり危険です。多めに備蓄しておき、非常時には自分だけでなく周囲に振舞うぐらいの備蓄をしておくと余裕がうまれると思います。どうせ米は保存もできるし、いつかは食べきりますよね?


避難所における備蓄だけでは足りないということがありうるということ、物資の輸送も3日という通説がありましたが規模によっては難しいこともあるということを学べればと思います。


通信網


網の冗長性


NTTをはじめとした通信各社は通信網を冗長化していて一箇所がぶった切れても他をまわって大丈夫という措置をしています。ですが、今回は流石に被害は神代だったようです。


特に光ケーブルの弱さが目立ったようです。地下埋設、海底敷設などしていますが、地殻変動の影響をモロに受けて断線が相次いだとか。基幹のラインは金属の芯がはいっているでしょうが、流石にガラスなのでもろいようです。KDDIは海底ケーブルが断線して大変なことになっていたようですね。迂回路もすべて止まったのでしょうか? 対策と改善が求められると思います。


NTTグループは流石に対応も素早いと感心しました。期待値が大きいせいか、ぼやいている人もいましたが……。


KDDIは海底ケーブルの件で途絶されてしまったことと、Eメールの新着通知がぶっ飛んだのが悲しいところです。地上の迂回路はどうなっていたのか(マイクロ無線網ってもうないのかしらん?)、気になります(流石にこのあたりはNTTほどの充実は難しいんでしょうけど)。新着通知は甚大被災地以外でも起きてしまいました。改善はできるのでしょうか?


ソフトバンクはメールの輻輳が起きまくっているいつもの様子が見えました。そろそろ増強してほしいところです。


ウィルコムは相変わらず良好。PHSが強いのか、ユーザーが少ないのかってところ。メールの遅延はしたかな?


イーモバイルは知らんけど、なぜか災害用の掲示板に「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「イーモバイル」と言われててウィルコムもあるだろうと俺は泣いた。


災害用掲示板で思い出しましたが、NTTの固定電話用の171と携帯電話の間の相互乗り入れ運用も考える必要があると感じました。googleとかNHKとかが相互補完しまくったりしていまして、一部では、本当に一部では、大絶賛されていましたが、避難所等で詳しい人がいればネットにつながった端末も有効でしょうが、相変わらず一人でいる詳しくない方にはなんの有用性も持たないことも考えられます。もちろん、非常に有効であることは事実なのですが。


さて、本題ですが「田舎の両親は黒電話一本」「自分は携帯電話一本で遠方へ」という組み合わせも珍しくなく、現状、この場合には携帯電話での掲示板に書き込んでも両親には伝わりません。171に登録したものを携帯電話で確認はできる(はず)のですが、逆方向には伝達できないため困ったことになってしまいます。改善点だと思うのですがどうなることやら。なにせ、通信会社またいだらそりゃあ輻輳うんぬんの効果はまるきりなくなりますからね。


通信端末


バッテリーって素敵よねってことです。


固定電話で、メタル回線な方。結構停電しても使える可能性は高いです。多機能電話でも停電時には通話だけは生きるようになっていることが普通です。一度試しておくべきだと思います。


ISDNの方。乾電池は古くなっていませんか? TAが乾電池で動いていれば停電時でも希望はあります。


ひかり電話の方。UPSでも用意するしかありません。せめてISDNのように電池でなんとかなればいいのですが。


停電と水道とかガスとか


停電時の電話は上に書いたとおりですが、水道やガスが止まる可能性があるという報道がありました。


ガスの制御(点火とか温度自動調整とか)に電気を使っている場合には使えなくなりますでしょう。ガスコンロは乾電池式だったり、瞬間湯沸かし器も乾電池式だったりしてそのあたりは大丈夫なことが多いと思うのですが、流石に専門家は不安を煽るのが得意だぜぇ。


水道ですが、中央でポンプが動いていても高台等には中継ポンプを動かさないと勢いが無くなってしまって困ったことになる可能性があります。また、高層マンション等では自前のポンプを持っていることも多いでしょうから大いに困ることになります。ですが、低層なアパート、一戸建て、低層マンション等は使える可能性が大きいです。これは試せないので祈るのみです。


2011/03/20 Note Trackback() Comment(0)

東北関東大震災をうけて

地震当日もそして現在に至るまで南関東にいました。まったくもって無事であります。幸いなことに実家も家族も無事であります。

不幸にも家族、家を失ってしまった方々には深い哀悼の意を表します。まったくもって言葉もありません。いまもってライフラインも通信手段も確立されきらない中、避難所におられる方、連絡が取れずにいる方を思えば胸の痛みが収まることを知らぬほどです。

原子力発電所の状況に関しては一刻も早く改善することを祈るとともに、現地で活動されております東京電力およびその協力会社の職員の方々、自衛隊、機動隊、ハイパーレスキューのかたがたの無事を願うとともに、深い敬意を表します。

通信ということ

状況

今回ほど電話の重要性を覚えたことはないのではないでしょうか? 本当になかなかつながらずやきもきも半端なレベルではなかったことと思います。通信業界の片鱗につま先がひっかかっている私と、通信業界のど真ん中にいる友人(被災者数名+私のように遠方にいた人たち)が思うに、今回の状況は本当に大変なことになっています。万全を期していたはずの耐震と停電に対する対策も度を過ぎた場合には被害がでるということでしょう。各社対応については書きませんが、完全復旧を目指し日夜頑張ってくださっていることと思いますので深い感謝の気持ちをここにあらわしたいと思います。

対応

流石に自信慣れとでも言うほど自身が多い日本だけあって、初動は迅速だったように感じます。

ただし、被害状況をどの程度みつもっていたかというとどうでしょうか。

私が思うには、少しオーバー気味に悲観的になる必要があるんだと思います。先手を取るということです。

なかなか人によっては難しいんだろうと思います。ですが、たとえば政府ではさっさと災害対策本部を立ち上げたのですから現地の災害対策本部の情報を十分に収集しつつ、被災地以外の場所にその日のうちぐらいに協力を要請するぐらいのことができてよかったはずです。一週間も過ぎてから燃料のラインをどう確保したとか言ってもちょっと遅く感じてしまいます。被害がかなり広範囲なので見誤った部分はあると思います。

原発もね。

人柄

別に特筆することもないのですが、「東北の人だからこそ長いこと耐えられている」という声もありました。確かに我慢強く感じます。東北生まれ東北育ちの私は関東にでてきて驚いたのは人の動き、態度でした。

詳しいことはざっくり省きますが、さらに方々へ言ってみて考えるに、これは「その地域で」「その地域なりに」「うまいことやっていく」という気持ちがそれぞれの態度になったんだろうなと思います。

人口の密度が高い地域で、みんながみんな譲り合っているとそれだけで日が暮れるほどの時間になりましょう。強引な部分を持つことと、そのことに対して特別に感情を抱かないことでむしろスムーズになるということです。ですから地域によって全体的に穏やかとかそうでもないということはあるのだと思います。

でもいまだに慣れません。

買占めのような動き

地震当日に報道の中で評論家だかなんだかの方がしきりに言っておりました。「1週間分は確保したほうがいい」と。それにどれだけの方が感化されたかは定かではありませんが、南関東のここではものすごいことになっています。

まず、米が市場からとんと見えなくなりました。次にティッシュペーパーとトイレットペーパーが、計画停電の発表後には、ラジオ、懐中電灯、乾電池等がなくなりました。

食料品・日用品

しかもそれぞれ見ていると一週間という期間がまったくわかっていないように感じます。三ヶ月と一週間とかではないでしょうか? 物資は豊富にあり、交通網も多少の乱れはありながらも無事で、ライフラインも途絶えておらず、西方からも物資を受け取れる関東地方でこんなことが起きたのはなぜでしょう?

個人的に考えている原因としては、自分たちも地震にあったということが第一です。また来るのではないか、あれほどの揺れがあったのだからこのあたりも断絶されているに違いない。という思い込み、そして、関東地方(というか首都圏の中心近郊)の傾向として西方に目が行っていない節があるということ、おばあちゃん、おじいちゃん、おばさん、おじさんの過剰な反応(地域性ってやつ)です。

報道の中で物資が不足しています不足しています(東北と北関東の被災地では)。と言われて洗脳されたのかもしれません。

しかも、一瞬でも目前から米などが無くなれば人はあせります。冷静になれません。冷静に考えれば米は一年分どこかにあるはずということがわかります。でも、すべて北にいくかのような錯覚を起こします。

一週間分というと、普通の家庭ではほとんど普通にもっているのではないでしょうか? それを結果的に心理的に追い詰めてしまい、過剰な買い込みになったのではないでしょうか。

そんななか、twitter等でいち早く買い込みは控える呼びかけがでたのは年齢層による違いなのか、メディア層による違いなのか考える必要があると思います。

電気製品

まず、被災地以外の電気屋さんは初動で携帯電話の充電器やら懐中電灯やらを店頭から、在庫品から、倉庫からでも片っ端から甚大被災地に送るぐらいの気持ちがあってもよかったのではないでしょうか。食品等の流通大手では寄付してますし。なぜかここらは電機メーカーがやっちゃうんですよね。

んで、買占めについて考えますと、これもやはり冷静さを失った行動といわざるを得ません。

そもそも、市場から消えているラジオ、懐中電灯、乾電池に関しては普段から災害時用においておくことが喧伝されています。乾電池が切れていたというのはありがちだとしても、懐中電灯やラジオをまったくもたないのでしょうか? 停電で暗くなることと、テレビが見られなくなることに対する不安感が冷静さをうばったのだと考えられます。それもやっぱりおじいちゃん、おばあちゃん世代がかなり多いイメージがありました。あと家庭をもってそこそこ経つような人たちね。

停電時間は3時間程度で、しかも夜よりも昼のほうが多いわけで、懐中電灯の出番は「たまたま夜にあった」場合だけです。どれほどの懐中電灯をつけっぱなしにするつもりかわかりませんが、ものによっては3時間で電池切れもあるでしょうが、そんなに悲観的になるレベルではないことがわかりそうです。

ラジオにいたっては電池でも使えるラジカセが売れ残っているので、動転しているのでしょう。それか地震がまたきたときのためにってところかな。むしろでかいほうが避難所では喜ばれそうだ。

そのラジオですが、これはもう懐中電灯よりも圧倒的に、本当に圧倒的に長く使えるわけです。冷静になったころには使われなかった電池の山ができていること請け合いです。それが被災地にまわればどんなによかったかを考える余裕はきっとその時でもありません。

ロウソクで火事というニュースは「なれないことをするな」という点につきると思います。火の危険性をすっかり忘れているのではないでしょうか。

携帯電話の乾電池式充電器については冷静さどころかなんなのかわかりません。3時間も充電した状態を維持できない携帯電話であれば即、電池交換なり本体交換なりをしたほうがよいです。充電をしておくことです。

で、ラジオのあたりで考えるとみんな、携帯電話の「ワンセグ」受信については忘れているということなのでしょう。「ラジオ」「ラジオ」「非常時にはラジオ」というイメージがどうしても抜けていないのでしょうね。当然、ラジオは有効で、AMの中波は届くが、テレビはブースターがないとだめという場合もありましょう。しかし大部分の方はこの関東平野という地形もあり、ワンセグによる視聴で十分事足りるのではないでしょうか。

それと、一時期auが出していたFMチューナー内蔵携帯電話は結構有用だと感じました。ストリーム配信のほうが本体の設計は楽なんでしょうが、網が無くても使える専用チューナーは有用です。AMは無理だったろうけどFMは頑張ったということだったのが段々と通信網の進化とともに厄介者になったのでしょう。

ワンセグつながりですが、ポータブルのナビゲーションシステムやら、ワンセグ専用の受信機やらももちろん在庫ありでした。やっぱりラジオという意識が強すぎるんでしょうね。

そんな私はテレビチューナー撤廃を心がけていたため普通のテレビもワンセグ受信機もまったくありません。携帯電話もわざわざそのために選択した機種となっております。電池もちがいいので満足しています。

総括

未だに復興の兆しの片鱗の片鱗程度しか見えない中ではありますが、希望を持ち、かつ冷静さをできるだけ保ち復興、復活を遂げましょう。

2011/03/19 Note Trackback() Comment(0)

Opera と ウィルスバスター 2011 の狭間で part 2

2014/5/2 この記事のバージョンのOperaは12系までのお話です。Blinkレンダリングエンジンの15系以降とはなんら関係がありません。


ウィルスバスター 2011 と Opera の相性が悪いのででもちょっと書いたけど Opera とウィルスバスター 2011 の相性が悪いらしく、ネット上でも静かに語られています。Opera でのページ読み込みが途中で切れる、または iframe なんかで呼び出される内容が同様の事態に陥って HTTP ヘッダが出てくるなど、結構やり放題なんですね。

で、ローカルプロクシを使って外部との通信(≒ウィルスバスターの監視対象)をプロクシ側で対処してもらうことで、(どっちが悪いというよりきっと相性の問題であろう)Opera での途中での通信断のような挙動をなんとかしてもらおうということです。

使用するローカルプロクシなんですが、squid はちょっと気合が入りすぎているので(そうでもないか!?)、Proxomitron を使っていました。でも、アクティブにするフィルタをすべて解除し、単にスルーしてくれるように使っています。


しかしながら、これだけのために Proxomitron を使用するのはいささかオーバースペックでしょう。ということで Polipo を試してみました(といっても、solipo を使いましたが)。

Polipo は先鋭的な WEB 高速化用 Proxy とでもいいましょうか、キャッシュと HTTP パイプラインと Keep-Alive を有効活用したリクエスト発行をしたりと、まじめで単純(に見える)ことから、技巧的なことまでを行ってブラウザまでのレスポンスを『気持ちよく』してくれるソフトですね。

で、ちょっと試してみたんですけどやめてしまいました。設定を煮詰めていない性だと思いますが、そもそもが技巧的なこともあり、使用すると不具合の出るサイトももとからあるようです。

たしかにレスポンスはよくなったように感じる部分が多いのですが今回は様子見かなと。もう少し試してみますかな。

2011/5/22:追記

polipoははずしまして、Proxomitronにしてます。で、先日ローカルプロキシの類をはずしてみましたが、以前のように滅茶苦茶に崩れたりする現象はなくなっていたように感じました。ただし、たまーに、画像が摩り替わったりすることがあり、ウィルスバスターのせいか不明ですが引き続きProxomitronを使用しています。squidでもいいんですけど別にキャッシュすることもないので。

2011/03/06 Note Comment(0)

だれだよ、サスペンドと休止状態に rundll32.exe を使えるって言ったのは……

PCで、まあ、XPでもVistaでも7でもいんですが、サスペンドやらハイバーネートやらをタスクから実行したいことがあります。自動的になんらかの処理を繰り返し実行したい場合等ですな。

ここで大事なのは繰り返しという部分です。つまり、サスペンド(スタンバイ・スリープ)や、ハイバーネート(休止状態)であると、タスクマネージャからの自動的な復帰が効くわけです。

そんで、ネットでは以下のようなコマンドを実行せよ! という文章が大量に見つかります。

C:\WINDOWS\system32\rundll32.exe PowrProf.dll,SetSuspendState

電源管理にて休止状態を有効にしていると休止状態に、無効にしているとスタンバイとして動作する。

が、こんなことをするのは誤りです。SetSuspendStateの引数はBOOL型が3個であり、rundll32.exe による API 呼び出しが対応している形式(文字列型1つ)ではありません。たしかに何かしら動作してしまうのですが、ただしく API 呼び出しを行わなければいけません。そして、この誤った呼び出しをするとタスクによる自動復帰が出来ません(確実にできないかはちょっと不明ですができるという話を聞いたことがありません)。


#include 
#include 
#pragma comment(lib, "powrprof.lib")

int WINAPI WinMain(HINSTANCE, HINSTANCE, LPTSTR, int) {
    // 1番目の引数を FALSE にするとスタンバイ、TRUE にすると休止状態
    SetSuspendState(TRUE, FALSE, FALSE);
    return 0;
}

という簡単なコードで実行ファイルを作成しましょう。3番目の引数は FALSE でないと復帰できないので注意が必要です。

復帰後については SetThreadExecutionState を叩いてあげて、アクティブであることを伝えてあげると再度スリープ状態に陥ってしまうの(ちょっと気の利きすぎた仕様)を回避することができるでしょう。

2011/02/20 Note Trackback() Comment(0)

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