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現段階ではまだむりと言わざるをえない
電子化したものは確かに圧倒的に利便性が上がったりするように思える。紙の複製よりも電子情報の複製のほうが実に容易だし、書類の山を片っ端から探さなくてもすむことも多い。電子化にはなかなかの優位性がある。
が、なかなか紙から離れられない現実もある。というか、ディスプレイ上だと読みにくいから紙に出すということはしばしばある。なぜだろうか?
まず紙の利便性がどこにあるかを徹底的に洗い出す必要があるだろう。話はそれからだ。
すべて洗いざらい抽出できるかというとそうではないので思いついたことを書き連ねよう。わざわざ改めて書くまでもないことばかりだが。ちなみにコストはあまり突っ込みを入れないことにする。
視認性
現在の液晶、ブラウン管、プラズマ、有機ELと、まあ何でもいいがその当たりと比べて目に優しい。発光体を裏に抱えるやつらは目にダイレクトに刺激を送りつけてきてダメージが大きい懸念がある。
電子ペーパーが発展すればそのあたり結構楽になるかもしれない。応答速度を上げる研究云々よりずっと違うところに期待しているのだがなかなか。
反射型液晶はコントラスト、反射率が今ひとつで紙ほど見やすくない。
蛇足だが液晶ディスプレイは変なやつが出回りすぎて嘆かわしい。目が痛いよ。
ちなみに視認性には解像度の問題もでかくかかわっている。ある程度以上小さい文字は今のディスプレイでは判別できない。
電源
紙は電源要らずである。要するにそういうことである。僻地にいこうがなんだろうが関係ない。明るければ読めるのだ。
そんなことはないとしても電源はまだまだ重要課題であることが足かせになる。読みたいときにぱっと読めればいいが、電子データだとノートPCの電池がもったいないからあきらめるか。ということにもなりやすい。携帯電話の電池ないよーん。うわーん。というのも同じようなものだが。
形状変化
形状の変化に強い。くしゃくしゃにしようがおしりにしこうが、多少ぬれようがだめになりはしない(最後はちと無理なことがあるかも)。こういうラフな扱いをすると電子機器は破損してしまうから気楽と気重の差がでる。媒体でも同じである(媒体だけじゃなくて閲覧できないと意味がないのだが)。
3次元化
3次元空間に持ってくることで場所を自由に配置できる。ディスプレイだとその空間内でしか置けないわけだが、紙に出すと重ねようがぶら下げようが、折り曲げて立てようがALLOKである。一度に大量の情報を見たいときも紙のほうが有利ということになる。
受け渡し
要するに安いのでくれてやれという気持ちになりやすい。まあデータをコピーすればそれまでだけど、それには手順を複数踏む必要がある。メールで流すにしてもメールを作成して(メールソフトを立ち上げて、作成を選んで、メールアドレス、タイトル、本文を入力してと分解できる)添付して送信しなければいけない。媒体で渡すにも媒体を本体に挿入してコピーして引っこ抜いて渡して、逆の手順を踏む必要がある。
紙なら渡すだけだ。別の話もからむが引きちぎって一部分だけわたしてもかまわない。電子データの編集よりも手っ取り早く一部データを引き渡せる。
書き込み
よく言われることだが書き込むことができたりする。鉛筆で殴り書きするというのは楽なものだ。文字を書くならキーボードのほうが早かったりするだろうが、ざらざらっと丸をつけたりするのはペン書きの気楽さが上すぎる。
そういうソフトもあるよといえばそうだがやっぱりそれを立ち上げてファイルを開いて(まあ逆かもしれないが)、書き込まねばならない。タブレットだとか、タッチパネルで直接といっても書き込んだら保存したり・・・と面倒だ。しかもその二つの方式はぜんぜん直接ではない。結果が反映されるのに時間がかかるし、書いたポイントと位相がずれているから感覚的に腑に落ちないことがある。
経年劣化
データは記録媒体の経年劣化によってダメージを受ける。電子化すると記録密度がとんでもなく高いからこすれやなにかでだめになることもある。一部がだめになると全体がだめになる可能性があるのが電子データの弱点でもある。ちなみに磁性体やらピットやらで記録しているが、前者は目に見えないし、後者もろくに見えない。見てもぱっと見わかりはしないが。それにどちらも時間がたつと劣化するものだ。
記録密度が疎なことと、劣化しても情報を取り出せるアバウトさが紙の利点だろうか。
フィードバック・パフォーマンス
書き込みでも触れたが書き込みをすればそれは位相のずれ(時間的、空間的な位相)がなく即時その場で反映される。レスポンスは、クロック制御によるコンマミリ秒ほどの遅延もない。
パフォーマンスは似たようなものだが、見ようと思ったときにばらっと見れること。電子データはとかく電源をいれ、OSを立ち上げ、ソフトを立ち上げ、スクロールしてと時間がかかることばかりだ。
とこのぐらいでいいかなあ。とにかくまだまだ置き換えられるわけではないとそういうことだ。頭がボーっとしてて日本語がおかしいかったりすっぽぬけているが気にしない方向で。
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