忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2018/04/21

住宅の構造

どうにも、ここのところ日本の家屋に対する要求がどうなっているのかと感じるのでメモっておくかな。

百年もつというような住宅のことを最近では良く聞くようになった。住居が高価になってきたのは個々の生活レベル(要求レベルでもいいが)があがってきたからで、これは特に突っ込みはいらないかと思う。

近代日本においては西欧米を目標にやってきた日本であるからしてあこがれチックなものを思い描くことが多いのはほっといてもいいと思うのだが、大抵比較ででてくるのは西欧あたりの石造りの家なのだ。たしかに石造りは100年やそこらびくともしないであろう。
石造りの一般家庭が増えたのは近代ということは触れられていないがそれはまたそれほど重要でもない話でもある。長くもつ住宅が多いというのは事実だ。

予断だが、長く持つ囲まれた住宅があるということは引きこもれるということでもある。寒さやなんやらを防ぐ必要があるわけだが、こういうところは概して研究的なものが進みやすいと感じる。まあ、単純にあったかくて食料豊富だとそれだけでパラダイスってこともあるだろうけど。

一方で、日本で石の建築は長期にわたって使われる寺社にすらなく、城の石垣や古墳等の石室、蔵等で、いずれも生活環境ではない。
あと、蔵も土蔵ってのが多いね。

こういう考察をやっている人は多く、ネット上にも色々と乗っている。専門家(何の?)の意見もあれば、私のような素人の意見もある。

だいたいまとめると
1.地震が多く石造りは不向き。
2.木材が豊富。家に適した石の不足。
3.高温多湿気候は木材のほうが適している
と言った所だろうか。
どれも素人目に見てもいいところだと思う。

木造建築は揺れの吸収がいいし、開口部を多く、稼動部を大きくできるため夏に対応しやすい。
ちなみに三角な屋根で天井が高いと気流ができて熱さが上に逃げるので涼しかったりもする。東南アジアの開放的つくりを見ても蒸し暑さには開放が一番利く。
アフリカだとか、アラビア圏ぐらいは土造りの家があったりするが、あれは熱いが乾燥する気候だからできる技であると思う。
まあ、他にも理由があると思うが石だとか木造だとかはそんなところだろう。

んで、木は腐るので、どうしても住宅の寿命は短めになってしまう。石の風化もそりゃああるけど木に比べてみればその差は歴然だろう。高温多湿ならなおさらだ。
で、明治から大正、昭和、平成へと続く一般家庭の住宅の系譜はおって見ると面白いだろうが、昭和中期程度からの高度成長期以降は一戸建ては立派なものになり、集合住宅も立派になった。

立派にはなった。長屋のようなつくりからすれば。

どうも、感じるのだが数十年程度の住宅の寿命は江戸の長屋のようなつくりからした勘定と感情でできていると思う。現代の住宅って武家屋敷のような造りを目指して、でもあそこまではできないーっていうような思いがあるのではないかと。

地方でも都市部でもいいが、大抵有力者の邸宅はでかくて立派だ。城でも屋敷でもそうだが、豪雪地帯では今も遺産的な扱いで語られる住宅が割りと残っているというか語られている(有名なところでは合掌造りとか)。
ああいうのはメンテは必要だが平気で100年ぐらいはもつわけです。柱は太く規模も大きい。
もちろんあばら家もあって、それは数十年の寿命だったことでしょう。

私事ですが数年前に近所の(旧)地主宅が改築しました。いや、新築だけど。
その家はまさに100年程度は余裕でつかっていた家でした。現代的な真四角の柱などなく、切り出してきて皮を剥いて、でもなるべく太く丈夫で長持ちするように(太く丈夫はともかく、年齢が高齢な木材ほど長持ちすることは知られている)作られていました。

というと、実は住宅の寿命が元々短いってわけではありません。長屋寿命を基準にして多少延ばした程度だから短いのですね。
じゃあ、なぜそんなに寿命が短い家がいっぱいあったかといえば都市部の人口密度が問題でしょう。
木造の家ははやく簡単に建てられますから人の出入りが激しいところにマッチします。収入がそれほどありませんから大きい家には当然住めませんね。だからして突貫ではなくとも手軽に作れて早くて安くてうまい家が都市部には増えます。
また、都市部は火事が多いものです。江戸の華といえば火事と喧嘩ですね。
燃えたあとでも簡単に再建できるので問題にはなりにくいのです。もちろん石造りだと火事の心配は減りますがそちらを耐震性UPとかしているぐらいだったら木造を立て替えたほうが手軽ですしね。
代替手段が手軽であれば問題にならんということです。

ということで、長持ちする日本住宅はつまり、「全住居屋敷化計画」だと思います。
でも最近の家の造りはプレハブ工法だったりして、あれってつまりは長屋の考えに近いですよね。早くて安いんで。
あと、開口部が少ないのでエアコンだよりになりますね。
エアコンだよりになるからエアコンの効率をあげるようになってますのでそれっていったい??? って思いも若干だけあります。
まあ、いいですかねえ。

PR

2012/01/29 Note Trackback(0) Comment(0)

COMMENT

COMMENT FORM

NAME
MAIL
WEB
TITLE
COMMENT
PASSWORD

TRACKBACK

TRACKBACK URL :
カテゴリー
 
 
 
最新記事
 
(10/10)
(08/05)
(07/29)
(06/16)
(06/13)
 
 
ブログ内検索
 
 
 
カレンダー
 
03 2018/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
 
 
アーカイブ
 
 
 
最新TB
 
 
 
最新CM
 
 
 
リンク
 
 
 
Feed
 
 
 
注意点
 

英字のみのコメントは拒否しています。スパムの排除のためご理解をお願いいたします。(でも結構スルーされてしまいます。たまに掃除していますがご容赦のほどを。)

 
 
カウンター
 
 
 
アクセス解析