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申し訳ないのですが全文引用(消えるので)
日本の陸地では46年ぶりに起きた先月22日の皆既日食で、鹿児島大水産学部の仁科文子助教らが、風速が強まり風向が変化したことを観測した。
日食になると風の吹き方が変わると言われているが、原因はわかっていない。今回の観測はその仕組みに迫る貴重なデータになるという。
仁科さんらは同大の練習船「かごしま丸」で九州南東沖に繰り出し日食を観測した。皆既時には雲がかかったが、皆既の前後で南西の風が西の風に変わり、風速が約1・5倍に強まった。気温は皆既後に急激に下がった。
アマチュアの日食観察者の間では、「日食時に風がやみ、その後、突風が吹き抜ける」との話が伝えられているが、突風の観測例はほとんどなく「伝説の風」とも言われている。今回の観測では瞬間的な突風ではないが、強風が確認できた。
海上での観測は地形の影響を受けないため、日食がもたらす風の変化を明確にとらえることができる。仁科さんは「周辺地域の気象庁の風速データも使って、風を変化させた原因に迫りたい」と話している。
(2009年8月10日14時43分 読売新聞)
風向きが変わる現象の原因がわかっていないとありますが、太陽光が遮られることによる温度変化が原因ではないでしょうか?
日食クール「ビル」、壁面温度10度低下という記事もありました(すでに消えています)。
22日の日食の際、福岡市・天神でビルの壁の表面温度が約10度も低下していたことが、長崎大の後藤恵之輔名誉教授(環境科学)らの調査で分かった。
調査は22日午前8時半~午後0時45分に実施。物体の温度を画像で表示できるサーモグラフィーを使い、同市役所など四つの建築物を対象に調べた。
うち市役所近くの大型電器店のビルでは、日食開始前の午前9時半は40度だったが、日食が進むにつれて下がり、太陽の欠ける面積が最大の約90%になった直後の同11時には29・8度になった。その後は正午に30・5度、午後0時45分に32度と再び上昇した。市役所東側の外壁でも、午前9時半から同11時までに4・6度下がった。
後藤名誉教授は「場所や日が当たる角度によって、想像以上にはっきりした温度の変化が確認された」と話している。
(2009年7月24日16時07分 読売新聞)
ともあるように、10度程も物体の温度が変わるということは気温差、ひいては気圧差が生まれ強風が吹くことも十分考えられます。しかも、日食の場合はちょっと離れれば光の量がかなり変化するため一部は暖かく、一部は寒いという結果は容易に想像できます。
憶測を気軽にかけない事情はあると思いますがこのぐらいは言ってもよいのではないでしょうか?
しかし、新聞各社は記事の永続化には全く興味がないようで。impress watch なんかはずっと残っています。海外メディアも残っています。冊子が本分だとかまとめて売るだとかいうことよりもその時期に何が起こったかを簡便に知り得る環境を作り上げることの方が求められているかと思うのですが……(利益になりにくい部分ですし保守的な日本の風土では冒険としかとらえられないんだと思いますが)。ちなみに数年前にはポータルサイトによる全文引用に各社こぞっていちゃもんをつけてましたね。広告収入が記事提供元にはこないでポータルに流れるのはずるいと。結局国益だとか、社会益なんかよりも社益が最重要なんですよね。
せっかくネットに出しているんだからなあ。もったいないなあ。と思ってしまいます。
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